

株式会社ベイクルーズ 様
「JOURNAL STANDARD」「Spick&Span」「IENA」「DEUXIEME CLASSE」など30を超える人気ファッションブランドを展開する株式会社ベイクルーズ様(以下、ベイクルーズ)。アパレルだけでなく「J.S.PANCAKE CAFE」「GONTRAN CHERRIER」など国内外の飲食店、家具・インテリアブランドの「ACME」「journal standard furniture」の展開など、ライフスタイルに密着した様々な事業を展開し業績を伸ばしている。
お話を伺った方
- ご担当者山口 大介 氏
導入いただいた商品
動的なコンテンツを含むあらゆるジャンルのウェブサイトやECサイトを、よりアグレッシブに、国内外を問わずどこからでも高速化します。(※同等機能を持つサービスの紹介ページにリンクします)
導入前の課題
セールやLINE配信などサイトイベント時のトラフィックの課題
画像をサイズ別で作成する運用負荷
画像のサイズ変更(UI改善)時における柔軟性のなさ(新画角で過去分も画像を再生成する等)
選定ポイント
名だたる有名企業が導入している実績
急激なアクセス増でも安定して配信できる
付随サービスや設定可能な内容の豊富さ
導入後の効果
スパイクアクセス時のパフォーマンス改善
各種画像サイズを作成する運用負荷の軽減
サイトUIのやサイト以外(アプリ、外部連携など)のUIの柔軟な変更が可能
導入前の状況と課題
ベイクルーズでは、実店舗の運営のほかにもファッション通販サイト「ベイクルーズストア」を運営している。全社の売上高に占めるEC事業の割合は年々増加し、2割を超えるまでに成長している。PCよりもスマートフォンユーザーの伸びが顕著で、2016年にはサイトをリニューアルしスマートフォンユーザー向けの戦略を拡大しており、LINEを活用したプロモーションを実施してユーザー数を伸ばしている。しかしEC事業の成長と共に、既存の仕組みではサイト運営において支障がでてくるようになった。「サイトイベント時のトラフィックの課題」と「画像作成の運用の手間」である。
サイトイベント時のトラフィックの課題
ベイクルーズでは、セール開催時にアクセスが集中するため、パフォーマンス低下の懸念からAkamai導入前よりCDNは利用していた。しかしユーザー増加に比例しサイトトラフィックも増加していき、そこにLINE配信も加わったため、新たなスパイクアクセスへの対処法を模索していた。
画像作成の運用の手間
画像は商品撮影チームが自ら作成。PCやスマートフォン、サムネイルや商品詳細などサイズ別に作成しており手間がかかっていた。サイトのUIを改善したい場合でも、新画角で過去作成した画像も再度作成するなど、作成に時間がかかり、UIの少しの変更であっても柔軟に対応ができていなかった。
セールやLINE配信などサイトイベント時のトラフィックの課題
画像をサイズ別で作成する運用負荷
画像のサイズ変更(UI改善)時における柔軟性のなさ(新画角で過去分も画像を再生成する等)
選択した理由
Akamaiを選択した理由を山口氏は以下のように語る。
「CDNとスマートフォン用の画像変換サービスを、同一プラットフォームで利用できるところです。Akamaiについてはもともと知っていました。大手で老舗、そして価格が高いというイメージがあり、実際に話を聞いてみるとやはり今よりもコストは増えると言われました。」
「しかし社内で何度も話し合いをした結果、ピークトラフィックや平常時のパフォーマンス向上、それにいちいちサイズ別で画像を作成する手間から解放されるといったことを考えると価格以上のメリットを享受できそうだという結論に至り、Akamaiを選択しました。またサーバ台数や拠点数などで他のCDNベンダーに対する大きなアドバンテージがあり、急激なアクセス増でも安定してコンテンツを配信できる点や、名だたる有名企業が利用している実績、そして他社にはない付随サービスや柔軟なキャッシュ設定ができることもAkamaiを選択した理由です」
名だたる有名企業が導入している実績
急激なアクセス増でも安定して配信できる
付随サービスや設定可能な内容の豊富さ

導入後の効果
サイトパフォーマンス面とサイト運用面で大きな導入効果を実感できた、と山口氏は語る。
「LINE配信などのスパイクアクセスへの対処法の1つとなり、オリジンサーバの負荷を気にする必要がなくなりました。またキャッシュ適応条件が詳細に設定(特定のURLやファイルのみキャッシュなど)できるため、サイト運営の幅がひろがり、様々な場面で活用できそうです。今までは、商品撮影チームが自らサイズごとに画像を作成していましたが、その必要もなくなり、運用負荷の軽減にもなりました。コンバージョンやユーザビリティを改善するためにサイトのUIにはこだわっていて、今まではUIの変更をする場合、画像サイズの変更にかかる時間が大きな負担となっていましたが、リサイズの障壁が無くなった事でUIの柔軟な変更が可能となりました。またサイト以外のアプリや外部連携などのUIへも同じく柔軟に対応できるため、今後の展望も期待できます。さらにECサイトは商品画像のクオリティが購入に影響を与えるので、画像のリサイズツールでよくある画像のクオリティの劣化を気にしていましたが、変換後の画像は特に遜色なく、問題なく運用できています」
スパイクアクセス時のパフォーマンス改善
各種画像サイズを作成する運用負荷の軽減
サイトUIのやサイト以外(アプリ、外部連携など)のUIの柔軟な変更が可能

今後の活用
「キャッシュの適応範囲を広げ、可用性のあるサイトにし、サイトレスポンスをより向上させ売上やユーザビリティの改善につなげていきたいです。そのためにも他社事例などで効果的なキャッシュの設定方法やベイクルーズに適したサービスがあれば教えていただきたいです」

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