
大手ホテルチェーン 様
国内および海外に多数のホテルを展開している某大手ホテルチェーン様(以下、某ホテルチェーン)盛り上がりをみせるインバウンドに対して、英語サイトのリニューアルや各種プロモーション活動により集客を成功させ、着々とホテル数と売上をのばしている。
お話を伺った方
- マーケティング部署窓口ご担当者
導入いただいた商品
Akamai Dynamic Site Accelerator (DSA)
動的なコンテンツを含むあらゆるジャンルのウェブサイトやECサイトを、よりアグレッシブに、国内外を問わずどこからでも高速化します。
導入前の課題
海外ユーザーのパフォーマンス低下を懸念
パフォーマンスを気にしたサイトデザインの制限
選定ポイント
Akamai独自のルーティング機能がある
海外配信における実績
大手ホテルで20社中19社が利用している実績
導入後の効果
海外ユーザーのパフォーマンス改善
回遊率、滞在時間、離脱率が改善
リッチメディアの利用ができるようになった
導入前の状況と課題
2012年以降、日本を訪れる外国人の数は増加し続けており、2020年には東京五輪の開催があるため、さらなる訪日外国人の増加が見込まれている。旅館やホテルなどの宿泊施設はこのインバウンド需要にこたえるために、ホテルのリニューアルや新設など様々な取り組みをおこなっている。
某ホテルチェーンにおいても海外からの訪日客を集客するために、英語サイトのリニューアルや宿泊プランの訴求の強化、SNSの積極的な活用、海外の潜在層に対しての広告出稿などで非常に高い集客効果を得ていた。しかし宿泊プランの訴求に多くのキャンペーンページの追加をおこなったことやWebサイトへのアクセス数の増加にともなって、海外ユーザーに対するページの表示速度が懸念された。ユーザーはWebサイトのデザインや利用のしやすさといった体験を、実際に宿泊する際のホテルのサービス品質と結びつけて判断するため、「パフォーマンスが悪い=サービス品質が悪い」というネガティブイメージを与える恐れもあった。
海外ユーザーのパフォーマンス低下を懸念
パフォーマンスを気にしたサイトデザインの制限
選択した理由
某ホテルチェーンでは、Webサイトの運用について常に情報収集をおこなっており、以前からAkamaiの存在は知っていた。
検討を開始した当初から海外ユーザーに対するパフォーマンス改善方法はCDNと考えていたが、ランニングコストをできるだけ抑える必要があった。そのため、Akamai以外にも特にランニングコスト面でメリットがある他社CDNベンダーも比較検討の土台にあがっていた。それにもかかわらずAkamaiを某ホテルチェーンはなぜ選択したのだろうか。
その理由はインターネット内部の問題を回避して配信パフォーマンスの向上・配信の安定化を実現するためのAkamai独自の機能と海外向けサイトの表示速度の改善を考えている企業の多くがAkamaiを利用しており、大手ホテルでは20 社中19社が利用しているという実績にあった。さらには某ホテルチェーンの事情にあわせた営業の柔軟な対応も決定のポイントとなった。
Akamai独自のルーティング機能がある
海外配信における実績
大手ホテルで20社中19社が利用している実績
導入後の効果
台湾や香港、韓国、中国、アメリカなど海外からアクセスしてくるユーザーの回遊率、滞在時間、離脱率などが改善。今まではキャンペーンページや各ページもパフォーマンスを気にしてリッチにできなかった部分があったが、Akamaiを利用することでサイトデザインの引き出しが増え、視覚的にユーザーによりアピールできるようになった。
さらに担当者は、次のように語る。
「導入当初、本当に海外からのパフォーマンスが改善されたか検証するために、台湾のPCからオリジンサーバ(※お客様サーバ直接)とAkamaiサーバのそれぞれへアクセスしましたが、その差は歴然でした」
海外ユーザーのパフォーマンス改善
回遊率、滞在時間、離脱率が改善
リッチメディアの利用ができるようになった
導入した機能
動的ページなどの配信パフォーマンスを向上すると同時に、高いセキュリティーやスケーラビリティーを提供するサービスです。以下の仕組みにより、海外向け(グローバル)はもちろん、国内向けであっても高速で安定した配信を実現します。
ダイナミックマッピング
ユーザーのアクセス元に応じて、ユーザーにとって最適なAkamaiエッジサーバーを動的に割り当てて応答します。
ルートの最適化(Sure Route)
Akamaiエッジサーバー間を経由した最適ルートが常時計算され、BGP(Border Gateway Protocol)による直行ルートで発生しがちなネットワーク障害や輻輳などによる影響を排除することで、パフォーマンスと可用性を向上します。
TCPコネクションの最適化
Akamaiエッジサーバー・お客様サーバー間、Akamaiエッジサーバー・エンドユーザー間の通信パラメーターを最適化することにより、通信速度の向上を図ります。
オブジェクトのプリフェッチ
動的ページやHTMLページのリクエストについて、ユーザーへの応答と同時にAkamaiエッジサーバーが解析し、画像などリソース類の読み込み処理を最適化します。これによって、表示にかかる時間をさらに最小化します。
セキュリティーの向上
TLS(SSL)でのコンテンツ配信に対応し、ウェブ以外のポートへのアクセスや攻撃を遮断します。また、認証で許可されたユーザーにのみコンテンツを配信することも可能です。
コンテンツのキャッシュ
個人情報などを含まない画像などのリソース類は、Akamaiエッジサーバー上にキャッシュし、お客様サーバーに代わって配信します。これによって、パフォーマンスの向上とお客様サーバーの負荷軽減を実現します。
※記載されている製品名、サービス名、社名、およびロゴマークは、各社の商標または登録商標です。※記載内容は、予告なく変更されることがあります。※記載内容は、取材時点の内容にもとづきます。