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Webサイトパフォーマンスの最適化を実現し、越境ECの課題を解決する。

株式会社エスビーティー

パフォーマンス可視化

株式会社エスビーティー 様

1993年設立の株式会社エスビーティー様は国内に5拠点、海外に19拠点(2019年7月現在)を構え、Webサイトを活用して世界120カ国以上に 中古車を輸出販売している。「日本の『良いもの・こと』を世界に」を合言葉に、業界のリーディングカンパニーとして、強力な仕入れ力、各国のITインフラ や法規、マーケットへの的確な対応によって、価値ある商品を世界中の顧客に届け続けている。

お話を伺った方

  • WEBソリューション課 課長八木 淳 氏
  • WEBソリューション課柳 日鉉 氏

導入いただいた商品

Akamai mPulse

Akamai Dynamic Site Accelerator (DSA)

ウェブサイトにおいて重要となるパフォーマンスやエンゲージメントに関する指標を、リアルタイムに収集・集計します。

導入前の課題

国別のWebサイトパフォーマンスの確認が容易におこなえない

パフォーマンス改善がKPIに及ぼす影響を分析・予測したい

選定ポイント

リアルタイムのデータ収集により、改善のポイントが分かる

パフォーマンス低下の原因が究明できる

パフォーマンス改善によるビジネス上の効果を予測

導入後の効果

改善の優先順位が明確になり、適切なリソース配分を実現

サイト運営の最適化、より有効な戦略立案が可能に

導入前の状況と課題

アフリカ、中南米、オセアニア、ロシアなど、グローバルに事業を展開するエスビーティーにとって、エンドユーザーが快適に自社Webサイトを利用できる環境を実現することは非常に重要だ。同社は2013年のAkamai導入以来、世界各国におけるサイトパフォーマンスの改善に取り組んでいる。

特にアフリカでは大多数のユーザーがアンドロイド端末でサイトにアクセスすることに加え、ほとんどの通信インフラが2Gのため、オリジンサーバーから現地キャリアへの通信の高速化、経路の最適化に力を注いできた。

エンドユーザーは、同社のWebサイトに掲載されたクルマを閲覧し、新規会員登録を行い、世界3カ所に設置されたコールセンターの営業担当者に問い合わせを行うことで商談が始まる。ユーザーの会員登録、問い合わせ、購入などのコンバージョン率を上げるためには、入口となるWebサイトのページロード時間や処理時間など、ストレスなく利用できるパフォーマンスが求められる。

「国によって通信インフラ、利用デバイス、OS、ブラウザなどはそれぞれ異なります。その中で各国におけるサイトパフォーマンスをリアルタイムで効率的に把握し、改善すべきポイントを明確にする必要がありました。また、パフォーマンスの改善が、各種KPI、コンバージョン率にどのくらいの効果をもたらすかを知ることで、サイト運営を最適化したいと考えました」
と八木氏は話す。

国別のWebサイトパフォーマンスの確認が容易におこなえない

パフォーマンス改善がKPIに及ぼす影響を分析・予測したい

八木氏 写真
WEBソリューション課 八木氏

選択した理由

そうした課題に対して、ブロードメディア・テクノロジーズが提案したのが「mPulse」だった。mPulseは、ユーザー体験の可視化や問題分析、最適化を行うWebサイトパフォーマンスの管理ソリューションだ。セッション数、PV数、直帰率、滞在時間、閲覧ページ数などのデータをリアルタイムで収集するとともに、パフォーマンスのボトルネックとなっている原因を顕在化し、さらにはWebサイトのパフォーマンスがビジネスKPIであるコンバージョン率などに与える影響を予測分析する。

「サイトのパフォーマンスを知るためのツールは他にもありますが、一つのソリューションで必要なデータを容易に得ることができ、Webサイトのパフォーマンスを軸に解析機能を提供してくれるものはmPulse以外にありませんでした。何よりパフォーマンスの改善が、コンバージョン率などビジネスにどれだけの効果をもたらすかを予測してくれる。それによって改善すべき点と改善しなくてもいい点を具体的な数値によって判断することができる。人員や費用など改善のための最適なリソース配分を実現できることが、mPulse導入の決め手でした」
(八木氏)。

2019年6月から約1ヶ月間、PoCが実施され、8月から運用が開始された。

「ブロードメディアの担当者の方に私たちのビジネスKPIとなる各コンバージョンなどの要件をお伝えし、mPulseビーコン収集用タグ挿入の設定とその他目的に合った設定を行ってもらいました。私たちはサイトの個々のページを十数個の各グループに識別するためのタグをページに挿入しただけで、非常にスムーズに導入が進みました」
と柳氏は語る。

リアルタイムのデータ収集により、改善のポイントが分かる

パフォーマンス低下の原因が究明できる

パフォーマンス改善によるビジネス上の効果を予測

柳氏 写真
WEBソリューション課 柳氏

導入後の効果

「ダッシュボードの一つの画面で、ページロード時間やバックエンド時間(DNS名前解決、TCPコネクション等)、ビーコン数(※ほぼ閲覧ページ数)、直帰率、サイトの滞在時間など、様々なデータを確認することができるのはとても便利です。また、国別、デバイス別、ブラウザ別に加えて、検索ページや詳細ページなどのページグループ別を条件設定して、各パフォーマンスデータを確認することもできます。さらにより細部なデータ、各ビーコン毎のデータを確認することもできるので、改善すべきポイントやパフォーマンス低下の要因などをより具体的に探ることもできます。」

「『What-If』分析では、mPulseで収集した自社のデータを元に、パフォーマンス改善によるコンバージョン率向上が予測できるので、どこを重点的に改善すべきかが明確となり、優先順位を適切につけられるようになりました」
(八木氏)

エスビーティーはこれまでに蓄積された経験から、サイトパフォーマンスの改善やインターネット広告の出稿によって得られるリターンの度合いを、ある程度予測できるようになっていた。今後、mPulseによる分析が加わることで予測の精度が高まり、より効果的な戦略立案が可能となる。

改善の優先順位が明確になり、適切なリソース配分を実現

サイト運営の最適化、より有効な戦略立案が可能に

今後の活用

エスビーティーは、より有益できめ細かい情報をユーザーに提供することで、コンバージョン率や売上げの向上などビジネスの成果につなげることを目指している。

「アフリカのウェブコンサルティング企業に、サイトのUI、UXを評価してもらい、現地のお客様がそれぞれのページにどのような感想をもっているかを確認しています。そうした情報とmPulseから得られた客観的な数値を活用することで、より販売につながるページ、適切なサイトパフォーマンスを実現し、ビジネスの最適化を進めていきます」
と八木氏は語った。

SBT ウェブサイトイメージ
エスビーティー ウェブサイト

※本記事は掲載時点(2019年11月29日)の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

株式会社エスビーティー エントランス

会社概要

会社名
株式会社エスビーティー
URL
www.sbtjapan.com
本社所在地
神奈川県横浜市
発足
1993年1月
資本金
1,000万円
従業員
国内251名、海外1,304名、合計1,555名 (2019年2月現在)

※記載されている製品名、サービス名、社名、およびロゴマークは、各社の商標または登録商標です。※記載内容は、予告なく変更されることがあります。※記載内容は、取材時点の内容にもとづきます。

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