

株式会社サクセス 様
1978年に創業以来、アーケードゲームの開発から始まり、1300タイトル以上の人気ゲームを開発・販売してきた株式会社サクセス様(以下、サクセス)。スマートフォン・WEB・オンライン・家庭用ゲームの開発および販売や、パチンコ・パチスロ液晶ソフトの開発、コミュニケーションツールの開発および販売をおこなっている。「おさわり探偵 なめこ大繁殖」を筆頭に、「メタルサーガシリーズ」、「リング☆ドリーム 女子プロレス大戦」など、あらゆるプラットフォーム向けに人気タイトルのゲームをリリースしている。
お話を伺った方
- ゲーム事業部伊藤 憲一 氏
- 人事総務部和田 正樹 氏
導入いただいた商品
Akamai Dynamic Site Delivery (DSD)
ファイルベースコンテンツの配信に最適化されたソリューションです。(※同等機能を持つサービスの紹介ページにリンクします)
導入前の課題
コンテンツ配信の確実性への不安
アクセス集中時のパフォーマンス低下
メンテナンス工数増大により、新サービス開発や既存サービス改善に注力できない
選定ポイント
安定した配信環境
ゲーム系コンテンツ配信の豊富な配信実績
国内だけでなく海外にも多くの配信拠点がある
導入後の効果
国内&海外配信の安定化
アクセス集中時でもパフォーマンス向上
メンテナンス時間の短縮による、運営工数の削減
導入前の状況と課題
ゲーム業界は、この数年の間に大きくトレンドが変化した。今まではブラウザゲームが主流だったが、スマートフォンの普及により、ネイティブアプリゲームが市場をけん引。スマホ向けゲーム市場が急成長したことで、新規参入事業者も増え、競争が激化している。
サクセスでもスマホ向けはもちろんのこと、様々なプラットフォーム向けにゲームをリリースしており、Akamaiを利用する前は他社クラウドサービスにて「メタルサーガ」「リング☆ドリーム」など、自社にて運営するコンテンツのリソース配信をおこなっていた。ゲーム系コンテンツはファイルサイズが大きくファイル数が多いため、CDNサービスを利用する企業が多いが、サクセスでは当初、CDNサービスを利用してコンテンツを配信する考えはなかった。
しかし、利用中のクラウドサービスでは解決できない問題があり、サクセス内では今後解決していかなければならない問題としての認識があった。それが以下の2つだ。
アクセス集中時のパフォーマンス低下
パフォーマンス低下による緊急メンテナンスの発生は、ユーザーの離脱に繋がり、継続利用率や満足度を低下させ、大きな機会損失となる可能性があった。また、社内リソースを適切に活用できているとは言えなかった。
海外配信のパフォーマンスが不安定
海外事業の拡大を考えていたので、中長期的に安定して配信できる環境が必要であった。
コンテンツ配信の確実性への不安
アクセス集中時のパフォーマンス低下
メンテナンス工数増大により、新サービス開発や既存サービス改善に注力できない


選択した理由
CDNは不要と考えていたサクセスがCDNの検討に至った理由は、危機感の払拭にあった。
ゲーム市場の変化にともない、どの企業も、ユーザーにあきられないようなコンテンツを制作する努力をしている、しかし、力を注いだゲームがそもそも安定してプレイできなかったら意味がないため、安定してコンテンツを配信できるCDNの検討を考えるようになった。
CDNを検討したときに、Akamaiだけではなく他のCDNベンダーも候補にあがったが、Akamaiサービスの「安定した配信」「海外配信における実績」が決め手になった。加えて、営業担当の熱心さが導入を後押しした。国内ユーザーに向けて安定して配信できることはもちろん、配信拠点数が圧倒的に多く海外向け配信にも強いAkamaiを利用することは、海外ユーザーも視野に入れた事業規模の拡大を目指すサクセスにとっては、至当な選択であった。
安定した配信環境
ゲーム系コンテンツ配信の豊富な配信実績
国内だけでなく海外にも多くの配信拠点がある
導入後の効果
伊藤氏は次のように述べる。
「特にアップデート直後の新規リソースが多い状態で、体感するパフォーマンスが向上しています。また、こちらが想定していなかった膨大な数のリクエストも、何もなかったように捌く様はさすがだなと感じました。また同一タイトルを複数プラットフォームで展開しているコンテンツの場合、メンテナンス時間の短縮という副産物が生まれました。チェック時間がより多く取れるようになり、運営的に楽になったと、社内からの評判も良いです」
Akamai導入前は、パフォーマンスの低下や緊急メンテナンスによるユーザー満足度の低下、離脱により大きな機会損失の可能性もあった。Akamai導入後は、安定して配信できるようになり、今まで以上に、ユーザーに飽きられないためのゲーム作りに専念できているとのこと。
国内&海外配信の安定化
アクセス集中時でもパフォーマンス向上
メンテナンス時間の短縮による、運営工数の削減

今後の活用
伊藤 憲一氏と和田 正樹氏は、ブロードメディアのサポートと今後のAkamaiの活用について、次のように話す。
「急な対応や無茶なことを言っても、よくやっていただいて、非常に満足しています。また当社のコンテンツに対して『この様に使ってみたらどうか』といった提案を色々といただいておりますので、これからもその様な突っ込みを入れていただけると助かります。」
「また当社側がまだ使いこなせていない面も多々ありますが、上手く使えばさらにコストの削減もできますので、この点については私達の腕の見せ所ですね。配信については安心して任せられるので、今後は他のゲームコンテンツの配信にも、Akamaiの利用を広げていきたいです」


会社概要
- 会社名
- 株式会社サクセス
- 本社所在地
- 東京都品川区
- 創業
- 1978年
- 資本金
- 1億円
- 売上高
- 32億円 (2015年5月期)
- 従業員
- 257人 (2015年5月末)
※記載されている製品名、サービス名、社名、およびロゴマークは、各社の商標または登録商標です。※記載内容は、予告なく変更されることがあります。※記載内容は、取材時点の内容にもとづきます。