導入事例の紹介/都内の産婦人科(金子レディースクリニック様)に、Wi-Fi環境を施工・改善しました

このたび、都内の婦人科・産婦人科「金子レディースクリニック」様(以下、依頼主様)にWi-Fi環境を導入・改善しました。

当社へご依頼いただくまでに、抱えていた課題や目的、当社による作業内容などについてご紹介します。

金子レディースクリニック様の施設外観
金子レディースクリニック様の施設外観

今回作業の概要

対象施設

金子レディースクリニック 様
http://www.kaneko-ladies.com

所在地

東京都 調布市

Wi-Fi作業内容

既設Wi-Fi環境の入れ替え(リプレイス)
電波調査、必要回線の敷設など

Wi-Fi対象エリア

1F 待合ホール、スタッフ休憩室
2F ナースステーション
3F フロア全体(多目的ホール、個室など)

Wi-Fi環境を導入・改善した目的

既存Wi-Fi環境に不満があった

別の電気工事業者によって、Wi-Fi環境をすでに導入されていましたが、快適とはいえないものでした。

Wi-Fiの接続品質が悪く、一部業務への使用にも支障をきたすことがありました。例えば、マタニティー向けのイベント配信をオンラインでおこなう際に、Wi-Fiの不安定さによる影響を受けて、配信が途絶えてしまう・ノイズが多く乗ってしまうなどの問題もありました。

妊婦・来院者の皆様に快適なゲストWi-Fiを提供したい

依頼主様では、来院者が「安全・安心・快適」に過ごせるような環境づくりを、強く意識されています。スマホなどによるインターネット利用が当たり前となった昨今、Wi-Fi環境についても快適に使えるようにしたいとの要望がありました。

来院される方々も利用できるように、ゲスト向けWi-Fiとして提供していましたが、たびたび「繋がらない」「遅い」などの意見が寄せられていました。このことも、当社へご依頼を後押ししたとのことでした。

来院者の待合スペース
来院者の待合スペース

当社へご相談いただいたきっかけ

上記のように、Wi-Fi環境を良くしたいという課題を抱えている状態ではあったものの、どこに相談したら良いか分からずに困っている状況でした。

そこへ当社からのアプローチがあったことで、打ち合わせを通じて、課題状況などをお話しいただくこととなりました。

Wi-Fi環境の改善に向けた事前作業 (施工前)

快適なWi-Fi環境を実現するためには、ただ機器を設置すればいいというわけにはいきません。

ニーズや施設環境などによって、必要となる施工内容は大きく異なります。そのため、徹底した事前把握をもとに、実際に用いる機器や作業内容を決定し、施工作業していくという流れで進めていきます。

現状やニーズをヒアリング

どのような課題を抱えているか、打ち合わせを通じてヒアリングします。また、どこで使いたいか、どのような使い方(使わせ方)をしたいかなどといった要件面も併せて確認します。

電波調査

その施設・空間内でどのような電波の飛び方をするかなど、専用のツールによって測定します。

専用ツールで電波状況を細かく調査
専用ツールで、電波状況を細かく調査

設備調査

どのようにインターネットが引き込まれているか、機器設置に必要な回線の敷設状況などを確認します。また、既存の各種機器でも流用できるものがあるか、併せて確認します。

Wi-Fi環境の改善に向けた施工作業

事前把握した内容を踏まえ、大まかに次のような要件で作業を進めました。

  • アクセスポイント(AP)は、総入れ替えして台数増加
  • LAN回線は、不足分を追加敷設

既存のアクセスポイントは、すべてコンシューマー用(家庭向け)の廉価なものが使われており、かつ台数・カバーエリアも不足していました。そのため、業務用のものへ置き換えつつ、台数を増やしています。

アクセスポイントまでのLAN回線は、一部敷設済みのものが流用可能であったことから、不足する分を新たに敷設しています。

施工日程・時間帯は、依頼主様の本来業務になるべく支障をきたさないよう調整し、ご注文から23週間ほどで、新しいWi-Fi環境への切り替えが完了しました。

バッファロー製の小型アクセスポイント 手のひらサイズな、バッファロー製の小型アクセスポイント
今回使用した、バッファロー製の小型アクセスポイント

アクセスポイント(AP)の設置

アクセスポイントの一部は、来院者用の個室内へ設置しています。

デスク下の目隠しされた箇所に、機器設置用のスペースが確保されていたことから、このスペースを活用することとしました。小型かつアンテナ内蔵タイプの機器なので、小さなスペース内ですがスッキリ収まっています。

個室エリア向けのアクセスポイントを設置
個室エリア向けのアクセスポイントを設置

設置場所に応じて、PoEによる電源供給も併用

アクセスポイントの設置場所によっては、その付近に電源供給用ACアダプターのための場所を確保できないこともあります。

今回の作業においても、一部エリアのカバーにあたって該当する箇所があったので、LANケーブル経由で給電できる「PoE」(Power over Ethernet) を活用しています。

ネットワークを引き込む配電ボックス内に、PoE給電用の機器を組み込むことで、付近からの電源供給が困難な場所へも、アクセスポイントが設置できます。

PoE給電用の機器を組み込む

Wi-Fi環境 改善後の効果

施工後のWi-Fi環境をご使用いただいた上で、依頼主様は次のようにお話しいただきました。

導入・改善をお願いしたエリアのどこからでも、問題なくWi-Fi接続できるようになりました。

また、マタニティー向けのオンラインイベント配信を施工翌日におこなったところ、以前にあった不安定さがなくなってスムーズに配信できるようになり、早くも効果を実感しています。

業務支障の少ない日程で、柔軟にスケジュール調整いただけた点も、とても助かりました。

従来と比べてカバーエリアを広げるだけでなく、接続可能な台数に余裕を持たせた設計としています。そのため、多数の来訪者が同時接続するような状況でも、途切れることなく安定した通信が可能となっています。

まとめ

Wi-Fi改善による効果にご満足いただけたことから、Wi-Fi未提供のエリアへも新たに導入いただくこととなりました。

このたびは、当社へご相談・ご依頼いただきまして、また追加導入をご判断いただきまして、有難うございます。

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