Wi-Fiが電波干渉する?影響を及ぼしやすい7つの原因とは

ヒーロー画像(Wi-Fi電波干渉)

Wi-Fi(無線LAN)の接続が断続的になったり、不安定になったりした経験はありませんか?

Wi-Fiなどに代表される無線通信は、信号の伝搬手段として電波を使用し、ケーブル接続することなくデータ通信します。そのため、無線通信をおこなうWi-Fiは、様々な干渉の影響を受けます。

この記事では、Wi-Fiの動作に影響を与える代表的な要因について、ご紹介していきます。

原因1:チャンネル割り当てが適正でない

他のWi-Fi機器と近い「チャンネル」を使っていると、それが原因で、通信が切断されたり不安定になったりすることがあります。具体的には、2.4GHz帯で隣接チャンネルを使おうとした場合などが挙げられます。

Wi-Fiでは、2つの周波数帯(2.4GHz帯/5GHz帯)を用いて、無線通信をおこなう仕組みとなっています。

  • 11b/g: 2.4GHz帯
  • 11ac/a: 5GHz帯
  • 11ax/n: 2.4GHz帯と5GHz帯の両方

それぞれの周波数帯において特定の帯域幅ごとにチャンネルを割り当て、そのチャンネルを指定して通信します。例えば、2.4GHz帯では1〜14の14チャンネルが割り当てられます。

2.4GHz帯と5GHz帯とでは、チャンネルの割り当て方が異なり、以下表のように違いがあります。

周波数帯 2.4GHz帯 5GHz帯
チャンネル数 最大14 19
チャンネル同士の干渉 あり なし
干渉せず使えるチャンネル 特定の組み合わせ
(20MHz幅時、1,5,9,13、1,6,11など)
すべて
同時使用できるチャンネル数 最大4 最大19

※規格新旧や地域によって、一部異なる場合があります。

5GHz帯では、用いる周波数が被らないようになっていることから、隣接するチャンネルでも同時に使用できます。

一方の2.4GHz帯では、使用できるチャンネルに制約があります。周波数が被らないように、5チャンネル分ほど離す必要があり、支障なく通信するためのチャンネル組み合わせが限られます。

複数のWi-Fiルーター(親機)を設置している場合など、無意識のうちに隣接チャンネルを使おうとしてしまうことがあるので、今一度確認しましょう。

原因2:Bluetooth機器、ワイヤレスキーボードなどを使っている

ワイヤレスのキーボードやマウス、イヤホンなど、Bluetooth機器を使用している場合には、いずれもWi-Fi同様に2.4GHz帯を用いるため、相互に干渉・影響しあうことがあります。

原因3:電子レンジなどを使っている

電子レンジはご存知のように、食べ物などを温めるために、強力な電波を照射します。このときに使用する電波も、Wi-Fi同様に2.4GHz帯であり、漏れ出た電波がWi-Fiによる通信を阻害します。

原因4:Wi-Fi機器間が遠い、距離が長い

一般的な家庭用Wi-Fiルーターでは、障害物のない屋内空間において、最大100m離れたところの端末と通信できると言われています。

ただし実際の利用ケースでは、次に挙げるような障害物の影響も受けて、通信できる距離は100mよりもかなり短くなります。この距離を超えて通信しようとすると、不安定になったり、接続が切れたりします。

原因5:Wi-Fi機器間に障害物がある

屋内にある様々なものが、Wi-Fiにとっては「障害物」となります。この障害物が電波を減衰させる(吸収・反射してしまう)ことで、通信できる距離が短くなっていきます。

代表的な障害物として、次のようなものが挙げられます。

  • 壁や窓
  • 天井
  • 家具
  • 人体

Wi-Fiルーターと端末との間に、壁が何枚もあるような状況だと、通信速度が低下したり、接続が不安定になったりします。人体も電波を減衰させるので、Wi-Fiルーターの前に人が立った場合にも同様の現象が起きます。

多くの家庭用Wi-Fiルーター(親機)の取扱説明書において、居住空間の中心に近いところへ設置するよう推奨されるのは、特に壁などによる影響を少なくするためです。

原因6:電波強度が適正でない

しばしば、電波が強すぎるために不安定になることがあります。

意外に思われるかもしれませんが、電波が適正レベルよりも強いと、かえってノイズが増加することで、通信に支障をきたすのです。

管理画面などで電波強度を設定できない場合には、外部アンテナを外したり向きを変えたりすることで、改善できることがあります。

原因7:潜在的な干渉源が存在する

ここまででご紹介した以外にも、電波干渉を引き起こすものは様々あります。

  • コイルを搭載する機器 (ワイヤレス充電機など)
  • 強力なモーターを搭載する機器 (掃除機、洗濯機など)
  • 独自規格によるワイヤレス通信機器 (カメラ、電話など)
  • 加工の不十分なケーブル類 (アンテナ関連など)

これらに類似するものも、該当するかもしれません。

さいごに:電波の特性を理解して工夫しよう

Wi-Fiは無線という特性上、他の電波と影響しあうことは仕方ありません。

ただし、電波の特性を理解し、機器の設置方法などを工夫することで、少しでも通信品質・パフォーマンスを向上することは可能です。例えば、屋内環境に応じてWi-Fiルーターを設置する部屋を決めるだけでも、効果が期待できます。

「Wi-Fiの調子が悪い」という場合には、このページでご紹介した内容に当てはまるものがないか、ご確認・ご参考といただければ幸いです。

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