スマホで安全・高速に大容量ファイル転送を実現！「Broadmedia CDN ストーク」にモバイルアプリ新登場

撮影現場や外出先から、大容量の映像・音声ファイルをそのまま安全に共有できたら──。

こうした課題にお応えできるよう、大容量ファイルを高速・安全に転送できる「Broadmedia CDN ストーク」に、iOS対応のモバイルアプリが新たに登場しました。

本記事では、ストークのモバイルアプリで実現できることや主な機能について、現場での活用イメージにも触れながら解説します。

スマートフォンは高性能化したが、制作現場の共有フローは追いついていない

スマートフォンは今や、4K撮影やProRes、HDR、Logフォーマットなど、制作に耐えうるクオリティーの映像を扱えるデバイスへと進化しています。撮影機材の一部として、現場で活用されるシーンも珍しくありません。

しかし一方で、撮影した大容量素材を「そのまま現場から共有する」という点では、多くの制作現場が課題を抱えています。ファイルサイズの大きさや通信環境の不安定さ、転送設定の煩雑さなどにより、素材はスマートフォン内に留まりがちです。その結果、オフィスや編集室に戻るまで共有できず、確認や編集、次の判断が後ろ倒しになってしまうケースも少なくありません。

スマートフォンの性能は向上しているにもかかわらず、ワークフロー全体としては十分に活かしきれていない――。この「現場と拠点の分断」こそが、制作スピードや柔軟性を阻む大きなボトルネックとなっています。

ストークのモバイルアプリで、現場のファイル共有課題を一気に解決する

撮影現場や出張先など、PCが使えない環境では、大容量ファイルの共有が制作フローのボトルネックになりがちです。スマートフォンで高品質な映像を撮影できる一方で、「現場からすぐに、安全に、確実に送る」手段が限られていることが、業務全体のスピードを妨げてきました。

ストークのモバイルアプリは、こうした現場特有の課題を前提に設計されています。スマートフォンを制作ワークフローの一部として組み込み、現場と拠点をシームレスにつなぐことで、これまで分断されていた工程を一気に解消します。

撮影現場から直接アップロードできるモバイルファイル転送

撮影現場や出張先など、PCを利用できない環境でも、スマートフォンから直接素材を送信できます。

現場で収録した映像や音声を、そのまま拠点へアップロードできるため、素材共有のために帰社する必要はありません。制作工程を前倒しし、全体のリードタイム短縮に貢献します。

緊急報道にも対応できる即時性

災害や事故など、速報性が求められる場面でも、現地から即座に素材をアップロード可能です。スピード感のある情報提供を支え、報道の現場における初動対応を強力にサポートします。

暗号化通信による高いセキュリティ

重要なコンテンツを扱う制作・メディア業界において、セキュリティは欠かせない要件です。ストークのモバイルアプリでは、通信はすべて暗号化されており、未公開映像や機密性の高いファイルも安心して転送できます。モバイル環境であっても、業務利用を前提とした安全性を確保しています。

Shuttleポータルへ簡単アクセスし、PC版と同様の運用を実現

モバイルアプリからは、普段利用しているShuttleポータルへそのままログインできます。オンプレミス環境やクラウド環境を問わず、既存の運用にスムーズに組み込むことが可能です。PC版と同じ使い勝手を保ちながら、より機動的な利用を実現します。

シンプルで直感的な操作性

UIは直感的に設計されており、特別な技術知識を必要としません。社内の制作スタッフはもちろん、外部の協力スタッフも含め、誰でもすぐに使い始めることができます。

PC版とモバイル版の併用で、ワークフロー全体を最適化

これまで提供してきたPC版は、大容量データの安定した送受信や詳細な管理業務に適しており、ポストプロダクションや配信部門で欠かせない存在です。一方、モバイル版は現場での即時対応を強みとしています。

両者を組み合わせて利用することで、拠点内での計画的な業務と、現場からの即時性を両立できます。PC版と同じ基本性能を備えつつ、モバイルならではの利点を加えることで、制作ワークフロー全体をより効率的に進めることが可能となります。

現場利用を想定した転送機能の詳細

モバイルアプリの転送機能は、単なるアップロード・ダウンロードにとどまりません。現場での使いやすさを重視した、実運用向けの機能が備わっています。

転送中の自動復旧機能

ネットワークが不安定で一時的に通信が途切れた場合でも、自動的に再接続し、続きから転送を再開します。現場での再操作や長時間の待機を減らします。

進捗表示と操作

転送の進行状況をリアルタイムで確認でき、必要に応じてキャンセルや再試行が可能です。状況に応じた柔軟な対応をサポートします。

履歴とキュー管理

過去にやり取りしたファイルの履歴を参照でき、複数の転送を順番に処理することも可能です。通知機能と連動することで、他の作業を行いながらでも進捗を把握できます。

ポータル管理機能で、複数拠点・案件を一元管理

もう一つの注目ポイントが、ポータル管理機能です。複数拠点やクライアントをまたぐプロジェクトにおいて、大きな効果を発揮します。モバイルアプリでは、複数のポータルを登録・管理でき、国内外の拠点や番組・案件ごとの使い分けも容易です。

複数ポータルの登録・切り替え

目的や案件ごとにポータルを登録し、必要なときに即座に切り替えられます。

編集・削除・デフォルト設定

よく使うポータルをデフォルトに設定しておけば、アプリ起動時に自動で接続され、現場での操作を簡素化できます。

認証方式への柔軟な対応

各ポータルの設定に応じて、SSOやパスワード認証などに対応しており、セキュリティ要件に合わせた運用が可能です。

制作・報道・コンテンツ運用での活用シーン

ストークのモバイルアプリは、さまざまな制作・配信の現場で活用できます。ここでは代表的なユースケースを紹介します。

報道・取材現場での即時素材共有

災害や事故など、速報性が求められる現場では、撮影した素材を即座に拠点へ送れることが重要です。現地から直接アップロードすることで、帰社を待たずに編集や配信準備を進めることができます。

スポーツ・イベント・SNS向けコンテンツ制作

試合のハイライトや舞台裏映像を現場からクラウドへアップロードし、そのまま配信やSNS投稿に活用できます。スピードが重視されるコンテンツ制作において、機動力を高めます。

映画制作・ロケハンにおける現場と拠点の連携

ロケーション確認用の映像やサブカメラで撮影した素材を、その場で共有可能です。現場の判断材料を即座に拠点へ届けることで、制作判断を迅速に行えます。

コンテンツ運用・配信チームでの業務効率化

バックエンドでの同期作業や転送設定の手間を減らし、素材共有をシンプルにします。現場と運用チームをスムーズにつなぎ、全体の業務効率を高めます。

さいごに

「Broadmedia CDN ストーク」モバイルアプリは、スピードが価値を生む現場において、スマートフォンを真の制作デバイスへと進化させるツールです。

高速転送
自動復旧
簡単操作
エンタープライズレベルのセキュリティ

この4つの強みが、スマートフォンを真の制作デバイスに変えます。PC版と組み合わせることで、拠点と現場をシームレスにつなぎ、効率的かつ柔軟なワークフローを実現します。

実際の運用に関するご相談や、PC版・モバイル版のデモ体験をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。制作現場の課題解決を、今すぐ始めましょう。