Wi-Fiってそもそも何？〜基礎を紹介〜

よく言われることですが、Wi-Fiとは一体何の略なのでしょうか。

頭文字をとったものなのか、それとも他の意味があるのか。

しかし、あなたはWi-Fiが何を意味するのか知っていますか？ここでは、その意味をご紹介します。

Wi-Fiとは何かを考える前に、まずWi-Fiについての予備知識を整理しておきましょう。

Wi-Fiとは、機器間の通信を可能にする無線ネットワーク技術です。しかし、今ではインターネット接続と同義語になっています。

Wi-Fiの主な目的は、機器間の通信を容易にすることです。

Wi-Fiは、IEEE 802.11規格に基づいており、機器同士の通信を可能にします。現在使用されているWi-Fi規格は、非常に多くあります。

さて、Wi-Fiについて理解したところで、本題の「Wi-Fiとは何の略か」に移りましょう。

Wi-Fiは、何の象徴でもありません。

これは、Wi-Fiを主宰する業界団体「Wi-Fiアライアンス」の創設メンバーの一人であるフィル・ベランガー氏が、2005年にBoing Boingのインタビューで語った言葉です。つまり、Wi-Fiは頭文字ではないということです。

では、なぜWi-Fiという名前になったのでしょうか。

Wi-Fiは、マーケティング会社のインターブランドが、Wireless Ethernet Compatibility Alliance（現在のWi-Fi Alliance）のマーケティングのために作った造語なのです。

インターブランド社は、「IEEE 802.11b Direct Sequence」よりもキャッチーで覚えやすい「Wi-Fi」に決定しました。

「Wireless Fidelity の略である」という由来解釈は、「意味を持たないのはまずい」との理由で後から付け加えられたというのが通説です。

多くの人がWi-Fiを何かの頭文字だと思っていますが、そうではありません。お友達にも教えてあげてください。

最大の特徴は、「ケーブル不要でネットワークに繋がる」という事です。

LANケーブルを接続しなければ繋がらなかった環境とは違い、Wi-Fiの電波が届いている場所ならどこでもネットワークにつながります。それまでは、LANコンセントがある場所に縛られてインターネットを使用していましたが、その場所から解放されます。

また、電波エリア範囲であれば、移動しながらでも通信可能です。ダウンロード中のデータも、途切れることはありません。視聴中の動画も同じです。

トイレに移動しても、電波が届いている範囲であれば、そもままデータ通信できます。ケーブルに縛られる事が無くなるという事は本当に便利です。もうWi-Fiでなければ、ネットワークを利用したくなくなります。

ひとえにWi-Fiと言っても、いくつかの種類があります。規格によって、最大通信速度や周波数帯が異なります。

古い規格から並べると、以下の様になります。

下位互換性を保ちながら、Wi-Fiは常に進化している事が分かります。

実は少し前までは、「802.11n」や「802.11ac」など、少々覚えにくい表現だったのですが、わかりやすくするため、規格ごとに「WiFi4」「WiFi5」「WiFi6」と呼ぶことになりました。

それぞれの違いはいくつかありますが、最大の特徴は、通信速度の違いです。

昨今では、Webコンテンツはリッチ化され、Web会議、オンラインゲームなどが普及してきています。例えば、子どもがゲームしているときにWeb会議をするなど、同時に複数の端末が負荷の多い用途で使用すると、不安定になることもあるかもしれません。

快適なインターネットライフのためにも、高速で安定する最新の「Wi-Fi 6」がお勧めです。