【導入事例】ブロードメディアのテレビCMオンライン送稿を採用した理由とは (メディアフロント様)

テレビCMのオンライン送稿事業者は現在"9社"ありますが、いざ始めようと思った際に、どの事業者が良いのか迷われる方も多いのではないでしょうか？

今回は、数ある事業者の中から当社ブロードメディアをご採用いただいた株式会社メディアフロント(以下、お客様)のご担当者様に、導入の経緯から選定の理由、採用後の効果などをお伺いしました。

テレビCMのオンライン運用を始めようとされている方々にとって、ご参考になりましたら幸いです。

導入事例の概要

お客様	株式会社メディアフロント様 www.m-front.co.jp
所在地	東京都
導入サービス	ブロードメディアCDN CMオンライン

顧客や取引先との「強固な繋がり」を大切にするお客様では、映像制作をはじめ、ARやドローン撮影、インターネットライブ配信などといった多様なサービスを展開しています。

サービス業務の中でテレビCM制作や放送局への入稿をおこなうことから、ブロードメディアのテレビCMオンラインをご導入いただきました。

テレビCMオンラインを検討するまでの経緯ときっかけ

2020年の夏頃に、情報収集を目的として、JAAA(日本広告業協会)の主催するオンラインセミナーへ参加しました。その中で、テレビCMのオンライン送稿についても紹介されたことで、理解を深めるきっかけとなりました。

しかし当社(※お客様)では当時、HDCAMからXDCAMへ切り替えて日も浅かったので、オンライン運用への移行はまだ先の話だと捉えていました。

ブロードメディアを選定した理由・ポイントとは？

その後、テレビCMのオンライン送稿についてより詳しい情報を得るため、インターネット検索で調査を始めました。しかし、JAAAの紹介していた「素材搬入事業者」には複数社あり、どこを選んだら良いのかすぐには判断できませんでした。

そこで、まずは検索で最初にヒットしたブロードメディアへ電話で問い合わせてみたところ、すぐに打ち合わせの打診があり、サービスなどの説明とともに操作画面のデモを見せてくれました。

操作画面は直感的で「使い勝手が良い」というのが第一印象で、操作面での不安は払拭されました。加えて、お付き合いのあるクライアントからは「他社より安価に利用できる」と聞いており、初期費用や固定費用が不要であることも決め手となり、利用を申し込むことにしました。

テレビCMオンライン導入後の効果

ブロードメディアの担当者が丁寧にサポートしてくれたことで、オンライン入稿はスムーズに開始できました。

当社(※お客様)では元々、テレビCM素材の制作本数がそれほど多くないので、オンライン運用への移行でどれほどの効果があるのか未知数でした。しかしそれでも、15秒1タイプの4局向けからオンライン入稿に切り替えてみたところ、それだけでも費用面や作業時間の面でメリットを感じました。

それだけでなく、他社に先駆けてオンライン送稿を導入したことによって、大手クライアントへのプレゼン時にも、より良い価格条件での提案ができるようになりました。

なお当社では、都道府県からもCM制作依頼が寄せられるのですが、昨今では「視聴覚障がい者向けのクローズドキャプション付き」のものが主流となってきています。この要件に関しても、ブロードメディアでは迅速に対応できている点が、助かっています。

テレビCMオンライン運用での課題

オンライン運用の開始当初は、制作会社・ポストプロダクション側が慣れていなかったことから、MXFデータへの変換時の不備によって、放送局からたびたび再入稿の要請を受けるなど、少々手こずりました。ただしブロードメディアへ相談したところ、業界推奨のエンコーダーについて案内してくれ、それからは仕様書どおり問題なく入稿できるようになりました。

他には、すでに使用されている10桁CMコードを登録しようとすると、その時点で弾かれてやり直しになるなど、「融通が効かない」と感じる部分はあります。この点は、制作側が素材アップロード・認証へ慣れるにしたがって、一連の入稿作業もスムーズとなりました。

費用面でも、XDCAMメディア納品よりもポスプロ側のMXF作成に支払う金額が一時的に増えました。とはいえ、メディアのプリント代よりもオンライン送稿にかかる費用の方が安価なため、コスト・作業時間ともにメリットを感じています。

さいごに

以上、株式会社メディアフロントのご担当者様に「テレビCMのオンライン送稿」についてお話をお聞かせいただきました。

オンライン運用への移行に際しては、新しいフローへ慣れるのに多少時間がかかりますが、コスト削減や物理管理からの解放など、早くもメリットをご実感いただいています。

当社では、今後もお客様のご要望にお応えしながら、引き続きCMオンライン送稿サービスを提供して参ります。

ご不明な点やご不安な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。