テレビCMオンライン送稿の料金を解説!【何にいくらかかる?】

2021年3月末に、HDCAMでのテレビCM素材の搬入が、原則として終了しました。
オンラインでの搬入に向け、対応を検討されている方も多いかと思いますが、実際にCMオンラインで素材を搬入する場合、

「何にどのくらいの費用がかかるのか?」

「どう見積もっていけばいいのか?」

・・・と、費用面が気になるところ。。

そこで今回は、CMオンライン送稿の料金について、料金体系とその費用構造について解説いたします。

テレビCMオンライン送稿システムの仕組み

まずテレビCMをオンラインで届けるには、各放送局に繋がっている2種類の送稿システムを利用する必要があります。その際、「制作扱い広告会社」「媒体扱い広告会社」のどちらに該当するかによって、利用するシステムが変わります。

1.「制作扱い広告会社」の場合

各素材搬入事業者が提供する、テレビCMオンライン送稿システム

2.「媒体扱い広告会社」の場合

CMDeCo:広告EDIセンターが提供するシステム

制作扱い広告会社が制作会社・ポスプロに依頼して素材データを素材搬入事業者のシステムにアップロードし、媒体扱い広告会社がCMDeCoを利用して搬入する放送局を指定すると、素材データが各放送局にオンライン送稿されるという仕組みになっています。

テレビCMオンライン送稿の仕組み

テレビCMオンライン送稿の仕組み図

自社が「制作扱い広告会社」に該当する場合、オンライン送稿では素材搬入事業者のシステムを利用することになります。

そのため、各社のサービス内容や料金などを比較・検討し、利用先を決める必要があります。

テレビCMオンライン送稿の料金体系は?

では、実際の料金体系はどのようになっているのでしょうか?

今回は、制作扱い広告会社がCM素材搬入事業者のシステムを利用する場合の料金について解説していきます。

基本的に、従来のプリントでの運用と考え方は一緒です。

プリントの場合、"単価×プリント本数"でしたが、
オンライン送稿では、

素材数 × 搬入局数 × 単価

となっており、その他の料金は発生しません。

当社(ブロードメディア)の場合は、初期費用や基本料などのランニング費用もなく、素材データの保管なども無償で提供しています。

単価はもちろん業者によって変わってきますが、従来のHDCAMプリントでの運用と比較すると、費用は格段に下がります。

なぜ素材搬入事業者によって単価が違うのか

テレビCMオンライン送稿の料金単価は、各素材搬入事業者のサービスによって違う訳ですが、同じサービスを提供しているのに、なぜ単価が違うのでしょうか?

それには、各社が抱えるサービス原価が関係しています。

各社ともテレビCMオンライン送稿サービスにおける主な原価として、下記の4つが挙げられます。

  1. オンライン搬入システムの開発費・維持運用費
  2. 全国放送局までの専用回線
  3. 他システム利用料
  4. 人件費

②と③については、各事業者とも負担金額にそこまでの違いはないと思われますので、主に①の送稿システムに関わる費用と④の人件費が料金に影響していると考えられます。

システムを自社開発していたり、運用の自動化によって人件費を抑えている場合、より安価な単価での提供が可能となります。

さいごに

ここまで料金体系とその仕組みを見てきましたが、テレビCM素材のオンライン送稿を始める際に必要な認識としては、

  • 費用は、素材数×搬入局数×単価のみ
  • 価格的なメリットを考慮して検討

という点になるかと思います。

その他付加サービスを提供している業者もありますので、まずはお見積りをしてみて、ご利用方法によってご検討の幅を広げてみてはいかがでしょうか?

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ファイルフォーマットからオンライン送稿までのワンストップ対応で、 CM送搬入業務を迅速かつ低コストでご提供します。

当社は長年に渡りコンテンツ配信事業を展開しており、大規模な配信設備を有しています。
また自社でオンライン送稿システムを開発し、安全で効率的な自動業務運用を実施することで、低コストを実現しました。

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