【2025年最新版】CMオンライン送稿の料金体系|XDCAMとの比較でわかるコスト削減効果
テレビCMのオンライン送稿を検討する際、最も気になるのは「料金体系」です。
- どのように計算されるのか?
- 追加費用はあるのか?
- 従来のメディア運用と比べてどれだけコストを抑えられるのか?
この記事では、最新の料金体系をわかりやすく解説し、XDCAMとのコスト比較もあわせてご紹介します。
CMオンライン送稿の仕組みと従来運用との違い
CMオンライン送稿は、制作したCM素材(MXFファイル)とメタデータ(XML)を、素材搬入事業者のシステムにアップロードし、広告会社が承認後、放送局へオンラインで送稿する仕組みです。
従来のメディア運用(XDCAMなど)では、複製・配送・物理納品が必要でしたが、オンラインではすべてデータで完結します。
なお、契約および料金の支払いは原則として制作扱い広告会社が担いますが、制作扱い広告会社が存在しない場合(クライアント直や制作会社主体の場合)は、個別にご相談ください。
全国で進むCMオンライン送稿の導入状況
2025年12月10日時点で、全国の地上波・BS・CSを含む186局がオンライン送稿に対応しています。
CMオンライン運用の開始から8年が経過して、民放連加盟局137局は対応を完了し、ほぼ全局で導入が完了しました。
CMオンライン送稿の料金体系と費用の仕組み
オンライン送稿の料金は、原則として従量制です。
- 素材数 × 使用局数 × 単価
(後工程※がある場合、プラスで後工程費用 × 素材数) - 月額基本料・初期登録料:なし
- 制作会社・ポスプロ:原則無償
- 再送稿:同一素材・同一局なら無料
※後工程:従来フォーマットや素材データから納品用の新フォーマットへの変換
XDCAMとのコスト比較|オンライン送稿でどれだけ削減できる?
従来は、XDCAM(ディスク)を使ったメディア運用が一般的でした。しかし、この方法にはメディア代や配送費、人件費など、複数のコストが発生します。一方のオンライン運用では、データ送稿のみで完結することから、料金体系もシンプルです。
ここでは、両者のコスト構造からどれだけ削減できるのかを整理します。
メディア運用のコスト要素
- メディア代(XDCAM)
- プリント費用(局数分)
- 配送費(宅配便・バイク便)
- 人件費(チェック・梱包)
- 再搬入時の配送費・人件費
オンライン運用のコスト要素
- 従量制のみ(単価×オンライン送稿数)
- ランニング費用なし
- 再送稿無料
- システム管理画面上でアーカイブ(管理費・保管費ゼロ)
メディア運用から生じる間接コストの削減
- 時間短縮 → 制作現場の残業削減
- 災害・交通リスク回避 → 損失防止
- メディア保管費用 → 保管スペースや管理コストが不要に
XDCAMによるメディア運用では、メディア代や配送費、人件費など複数のコストが積み重なりますが、オンライン運用は送稿数に応じた従量制のみで、再送稿や保管費用も不要です。さらに、制作現場の作業時間短縮やリスク回避によって、間接コスト削減も期待できます。
結果として、オンライン送稿はメディア運用時に比べて圧倒的に効率的で、コスト削減効果が非常に高い選択肢です。
まとめ:コスト削減の第一歩を踏み出しましょう!
テレビCM送稿のオンライン化は、料金体系がシンプルな従量制によって、明確なコスト管理が可能です。さらに、メディア運用で発生していたメディア代・配送費・人件費が不要になり、再送稿も原則無料です。直接コストだけでなく、時間やリスク、メディア保管費用といった間接コストも大幅に削減できます。
コスト効率を重視するなら、オンライン化は最適な選択肢です。
- 「CMオンライン送稿の導入を検討しているが、料金体系やコストメリットがよくわからない」
- 「従来のメディア運用と比べて、どれだけコストを削減できるのか知りたい」
- 「社内での運用フローが複雑で、効率化の方法を探している」
当社では、こうしたお悩みをお持ちの広告会社様・広告主様に対し、業界動向に精通したスタッフが、貴社の課題に合わせて最適な運用プランをご提案します。
地方広告会社向け価格帯など個別のご相談にも応じておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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動画による説明
テレビCM素材オンライン送稿における基本となる考え方や、誤って認識されることの多い点について、質問回答の形式にまとめて、動画でご紹介しています。
製品ページ
ブロードメディアでは、CMオンライン送稿サービスを提供しています。
素材搬入事業者としてテレビCMへの字幕制作(付与作業)に対応しており、協力会社を通じて字幕付きOA原版作成が可能です。
初号をお渡しいただければ、字幕制作(付与作業)からオンライン搬入(局納品)まで、ワンストップで対応いたします。
何かお困りの際には、ぜひお気軽にご相談ください。


