CMオンラインの始め方【搬入までの手順とは?】
テレビCM素材のオンライン送稿が始まってから数年が経ち、現在はHDCAMから原則ファイルベースでの運用に切り替わっています。
素材が変わることで、運用はどのように変わったのでしょうか?
CMオンラインの搬入までの手順について、これまでの流れも踏まえて見ていきたいと思います。
テレビCM素材の変革
広告業界で、素材のデータ化およびオンライン化が進む中、テレビCM素材のオンライン運用は、2017年にスタートしました。2019年には対応局が100局を超え、現在民放系列局は全局対応しています。
一方で、HDCAMでの運用も続いていましたが、2021年3月に民放連の搬入基準からHDCAMが削除され、原則として利用できなくなりました。
そして、2023年3月にはHDCAMの保守が終了します。
テレビCMの"素材搬入業者"という存在
このような事情から、すぐにでもオンライン運用に切り替える必要に迫られている広告会社様も多いかと思います。では、実際に何から始めればいいのでしょうか?
放送局へのオンライン搬入にあたっては、"素材搬入事業者"と呼ばれる企業が複数存在しています。貴社が制作扱い広告会社の場合、この事業者を通して素材を放送局に搬入することになります。
まずは、この素材搬入事業者とコンタクトを取り、料金やサービス内容の情報を集めましょう。その後、費用感やサービスなどを検討し、利用する企業を決めます。
素材搬入事業者は、日本広告業協会(JAAA)さまのサイトで確認できます。
当社(ブロードメディア)も、素材搬入事業者です。
テレビCMの送稿までの手順
送稿までの流れについては、事業者によっても違いがあると思いますが、今回は当社(ブロードメディア)をご利用いただく場合を例に見ていきます。
①申込書のご用意~④ユーザ登録までが完了すれば、オンライン送稿の準備は完了です。最短1日で、オンライン送稿のご利用開始が可能になります。
当社システムをご利用になる際は、CCC(共通コード)の取得が別途必要です。
(共通コード管理センターより、約2営業日で取得可能)
テレビCM送稿システム利用時のフローは?
実際に、システムを利用してオンライン送稿する際のフローです。
テレビCM素材を用意し、送稿システムに登録・アップロード。
内容を確認し、媒体扱い広告会社を指定すると、CM搬入許可という形で操作が完了します。
「制作会社/ポスプロ」の業務については、制作扱い広告会社のユーザでも実施可能です。1素材につき10分程度で、作業が完了します。
テレビCMを扱うなら、事前に準備しましょう
長年、HDCAMでの運用が続いてきた中で、急速なデジタル化に伴い、今までの運用を変更することで戸惑いが生じることもあるかと思います。
当社のCMオンラインについては、登録料や基本料などのランニング費用なども発生しないため、事前準備として搬入事業者への登録だけを済ませておくのも手です。
いざ始めるときに、余裕をもって対応できるよう準備しておきましょう。
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製品ページ
ブロードメディアでは、CMオンライン送稿サービスを提供しています。
ファイルフォーマットからオンライン送稿までのワンストップ対応で、 CM送搬入業務を迅速かつ低コストでご提供します。
当社は長年に渡りコンテンツ配信事業を展開しており、大規模な配信設備を有しています。
また自社でオンライン送稿システムを開発し、安全で効率的な自動業務運用を実施することで、低コストを実現しました。
CMオンラインをご検討の際には、ぜひお問い合わせください。