キャンプ場のWi-Fiについて〜導入の計画前に確認すべき10のポイント〜

ヒーロー画像(夜のキャンプ場にテントを張った様子)

キャンプ場の差別化

「時間や場所を問わず、インターネットに接続したい」という需要は増え続けています。

生活必需となったインターネットを利用できない場所は、人々にとってストレスになる場所とも言え、キャンプ場も例外ではありません。

エクスペディア社の調査によると、休暇中であっても、ゲストは常にWi-Fi接続を必要としています。

サラリーマンの69%は、休暇中に仕事用のデバイスを持参しています。そのうち67%は、休暇中に仕事に関連した目的でデバイスを使用すると回答しています。

必須サービスとなりつつある快適なWi-Fi接続を提供することで、ゲストからの要求を満足させることになります。

「キャンプ場Wi-Fi化計画」の前に確認すべき10のポイント

ゲストやスタッフからのWi-Fiへの需要、要求を把握するために、以下の10項目を確認してみてください。

良い情報や気づきが生まれ、Wi-Fiネットワークサイトの準備を、スムースに始めることができるようになるはずです。

1.Wi-Fiネットワークの利用目的は何ですか?

このネットワークにとって、最も重要なアプリケーションは何かを考えましょう。

ブラウザやメールはもちろんですが、youtubeやdaznなどの動画サービスであったり、twitterやLINEなどのSNSかもしれません。

ネットワーク上で実行可能なアプリケーションと、その他のアプリケーションに対する利用状況を想定します。これらの決定が、ネットワークの質や容量、コストに影響します。

2.インターネット回線は、敷地内のどこから引き込まれていますか?

ゲストやスタッフに、どのようにWi-Fiを提供するかを考える必要があります。

NTTやその他インターネット回線の終端装置(ONU)やモデムの位置は、これから必要なものを判断するのに役立ちます。

ゲストにサービスを提供するためには、ファイバーを追加したり、メディアコンバータ、ネットワークケーブル、PoEスイッチ、無線アクセスポイント等も追加する必要になるはずです。

3.終端装置は、Wi-Fiサービスを提供したいエリアからどれくらい離れていますか?

回線の終端装置(ONU)からサービスエリアまでの距離を知ることで、必要な機器の目安になります。

例えば、インターネットサービスが管理棟の地下に入っている場合、アクセスポイントを接続するために、エントリーポイントから他の機器までケーブルを敷設する必要があるかもしれません。

4. 回線の帯域幅はどのくらいですか?

帯域幅の大きさによって、スタッフやゲストに提供できる最大速度が決まります。

帯域幅が大きいほど、より多くのユーザーが接続でき、より質の高いWi-Fiサービスを提供できます。回線業者の提供範囲や利用目的にもよりますが、昨今では速度が要求されるサービスが多くなってきているため、なるべく大きな帯域幅をご検討することをお勧めします。

5. 平均的なユーザー数はどのくらいですか?

平均ユーザー数(「ユーザーキャパシティ」)は、Wi-Fiにアクセスするモバイル端末数を決定するのに役立ちます。

経験則では、スマートフォン、タブレット、ゲーム機、ノートパソコンなど、1人あたり2.5台のモバイル端末をサポートしなければならないと想定するべきでしょう。これにより、必要なアクセスポイントの数を決定します。

6. ゲストに提供したいサービスの質やタイプ、アクセスレベルは?

スタッフ、キャンパー、テントサイトのゲストに提供するサービスの質がわかれば、無線容量を確保するためのアクセスポイントの最適な配置を決めることができます。

一般的には、特定の場所で接続可能にするホットスポットサービス、個々のキャンプサイト、個々のコテージ、トイレ・炊事棟などの共用部、そしてキャンプ場全体のサービスが考えられます。

7. 建物の構造はどうなっていますか?

無線信号は、さまざまな素材を通過すると劣化します。

コンクリート、木材、金属サイディング、ファイバーグラス、鉄筋など、素材によってWi-Fi信号の劣化の度合いが異なります。

テントサイトやキャンプ場にある障害物の構造を理解することで、無線アクセスポイントの数と適切な配置を決定するのに役立ちます。

8. Wi-Fi設置場所まで、LANやファイバー、電源ケーブルが敷設されていますか?

適切にシールドされたLANケーブルやファイバーケーブルがすでに敷設されていれば、Wi-Fiの導入が非常に簡単になります。

ケーブル敷設がない場合は、セキュアなワイヤレスリンクやワイヤレスブリッジを導入することで、指定の場所に信号を送ることができるため、ケーブル敷設の手間なく対応可能です。

ワイヤレスブリッジを検討する際には、ネットワークの他の部分と同じワイヤレススピードをサポートするものを使用することをお勧めします。リンクの速度が高ければ高いほど、ゲストの快適なネットワーク利用に繋がります。

9. Wi-Fiサービスを提供する予定のキャンプサイト、コテージ、共用施設はいくつありますか?

Wi-Fi接続を提供したいキャンプサイト、コテージ、共用施設の数を試算してみましょう。

この数によって、必要なアクセスポイントやワイヤレスブリッジの数と配置を決めることができます。また、この数を元に、ネットワークに接続する平均的なユーザー数を決定することもできます。

10. 監視システムを導入または拡張する予定はありますか?

監視システムは、キャンプ場やテントサイトでは一般的になりつつあります。

24時間365日重要なエリアの映像による監視をおこない、スタッフやキャンパー、テントサイトの快適さと安全性の確保に役立つほか、責任問題や破壊行為、盗難などが発生した場合に、それらの証拠となる情報を、ログとして保存できます。

しかし、IP監視システムを導入する際には、ネットワークの帯域幅を考慮する必要があります。高解像度のIPカメラは、顔の特徴やナンバープレートの識別など、細部まで鮮明に映し出しますが、その分大きな帯域が要求されます。

セキュリティーシステムを別のネットワークセグメントに配置し、各セグメント間で使用される帯域/速度を分割するのが、理想的です。

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